私の「アタリマエ」
本日は、時を変え、立場を変え、みな支援する側であり、支援される側だと感じたお話です。
昨日、前橋の郵便局で郵送手続きをしていた時。
日本語が話せないフィリピンご出身の女性と、局員の方が、困り果てた様子で話していました。「伝えられない」「理解できない」もどかしさが、ひしひしと伝わってきました。
咄嗟に通訳を買って出て、彼女が無事手続きを終えるまでサポートしました。彼女はとても喜んでいました。局員の方も何度もお礼を伝えてくださいました。
除菌ティッシュまでいただきました。ありがとうございます!
私も言葉の通じない国に行けば助けてもらわないと生活できない前提で、上記のフィリピンの彼女は決して弱者ではありません。「助ける」という言葉は、私にとっては少し違います。どちらかというと当たり前に行う「呼吸」に近い行為です。
昨日の例に限らず、街中で、困っている様子の外国の方がいたら、サポートするのが私のポリシー。
先日も、東京駅でキョロキョロしていた、ドイツのミュージシャン御一行を、目的の駅までご案内しました。
勿論、人を疑いたくはありませんが、グローバルスタンダードな考え方で、自分の荷物に気をつける、人気のない場所には行かないなどの配慮は必要です。相手が日本人でも同様です。
(余談ですが、日本のカフェでスマホ、PCや鞄を置いたまま席を立つ方をしばしば見かけますが、私はご本人が帰ってくるまで見守ってしまいます笑
治安がよい国であるのは素晴らしいことですが、防犯の観点で危険を感じます)
話を戻して、前職の外資系大手IT企業でプロジェクトマネージャーをしていた時も、外国からの来日メンバーで希望する方は、もれなく観光案内しました。
私は大学時代を横浜で過ごしたので、横浜コースをよく使いました。横浜中華街でのランチからスタート。みなとみらいの遊園地や赤レンガ倉庫の散策。港の見える丘公園からの夕陽。そして横浜工場夜景クルーズからの山下公園でフィニッシュ。
中国メンバーと一緒の時は、入園料無料なのに展示が素晴らしい「野毛山動物園」や、海の眺めが最高な「葛西臨海水族園」もご案内しました。
動物園や水族館は、日本の固有種が見られるので観光案内時におすすめです!山に囲まれた地域からの方には海や川の観光、海が近い方には山でのハイキングなどもよいですね。
勿論、私側のメリットとしても、外国の方とのコミュニケーションは楽しくてワクワクしますし、英語や中国語などの語学力も磨くことができます。
しかし、それ以上に、心寄り添うおもてなしや、困っている時のサポートは、私にとって呼吸をするような、至極当たり前のことです。
(念のため、他の日本人に同じ姿勢を求める気持ちは、微塵もありません。人それぞれの距離感や関わり方があります。個人のスタンスは、個々人で決めればよいという考えです。)
私は、学生時代から今まで、アルバイトやバックパック旅行、出張などで様々な国を訪れました。
NEC北京支社でアルバイトをさせて頂いた時は、北京ダック店で緑のスープ(?!)を飲んで食あたりを起こし、夜間緊急外来に運ばれました。翌日、北京支社のメンバーから、日本円に換算すれば3万円は下らないであろう「マンゴーのホールケーキ」が届きました。銀色の白鳥のスプーンまで付いていました。そして毎週末、万里の長城や天津などの観光地に連れていっていただきました(ちなみに、天津には、天津甘栗はありませんでした!びっくり!)
米国San Joseでインターン(後に日本支社でアルバイト)をさせて頂いた時も、最初はホテル泊の予定でしたが、それでは寂しかろうと、中国人ファミリーが自宅に泊めて下さりました。これまた毎週末、綺麗なビーチや、スタンフォード大学や、ファーマーズマーケットなどに連れていってくださいました。
社会人になってからヨガ留学した北インド・リシケシでも、師匠の甥っ子さんが毎日の食事を作ってくれ、風邪をひいた時は看病してくれました。先に留学していたドイツ人の先輩が、毎日お昼に誘ってくれて、休みの日は観光に連れていってくれました。前職で横浜を案内した南インド在住のインド人の男性に「帰る前にタージマハルを訪れたい」と伝えると、自分が安全で快適なバスの交通手配を全てしてあげる、と自分事として考えてくれました。(最終的には、師匠の甥っ子さんのお友達がガイドしてくれました)
私のどの滞在も、その国の優しい方々の配慮なしには、成り立ちませんでした。
私が受け取った、愛しき、気持ちの戴き物たち。
その経験を踏まえ、英語や、中国語(初級)を話す私が、その力を世界に還元するのは至極当たり前ということなのです。
時を変え、立場を変え、みな支援する側であり、支援される側。
支援する側に回るシーンでは、精一杯の支援をしたいと思います。
昨日、所用で前橋を訪れ、素敵なカフェで作業をしました。
HawaiianCafe YAMYAM (ハワイアンカフェ ヤムヤム)
写真の掲載許可を頂きましたので、少しだけご紹介★