私の想いとあゆみ
私の人生のテーマ
父は左目がなく、幼少より
「身体障がいの差別偏見」(特に手足欠損)
をテーマに活動。
自身の聴覚と触覚が鋭いことから
「感覚過敏」も大切なテーマと気付く。
生い立ち
本名・佐久間遥(さくまはるか)
1989年6月24日・栃木うまれ。
福島県二本松市で、小学校入学から高校卒業まで
暮らしました。
二本松市立二本松第一中学校卒業後、
福島県立福島高等学校に入学。
私の父は、左目がありません。
父は5歳の時、トラックに轢かれ、左目を損傷。
二十歳で眼球を摘出。
私が小さい頃は、幼稚園の友人に
「遥ちゃんのお父さんの目はどうしたの?怖いよ」
と、言われることが多々ありました。
悪気なく小さな差別をする友人を
私はどうしても許すことができませんでした。
しかし、言葉にして反論することもできず
悔し涙を堪えていたことを覚えています。
多感な子どもでしたので、人びとの言葉の端々から
「かわいそう」を感じ取っていました。
幼少期から高校卒業まで
「父に小さな差別をする多くの人びとを許せない」
という気持ちを抱えて過ごしました。
目の障がいというラベルに捉われずに
愛情深く、本質的に物事を捉える
大好きな父の素晴らしさをわかってほしいのに。
父は医者です。
父が治らない目の障がいを抱えながら
なぜすぐに治せる人の治療をするのか
小さい頃はずっと矛盾を感じていました。
(父、ごめんなさい・・・)
今なら、父の想いがわかります。
「ただ助けたい」のだと。
困っている人を放っておけない。ただ助けたい。
それだけだったのです。
私自身がピラティスをはじめて、
機能改善により、からだは変わることを知りました。
人は生きていく限り、父に限らず
病気や事故や老化で、からだや機能を失っていきます。
そのとき時点で、持っている機能を高め維持する
ことで、幸せに生きていくことができます。
後述するカンボジアでの出会いを経て
確信を持って思っています。
「障がいの有無に関わらず、本人が輝いていると、周りの人も、見方も輝く」
慶應義塾大学でまなぶ
2008年、慶應義塾大学 理工学部に入学。
大学では、筋電義手製作を研究。
肩関節離断の方のための筋電義手
(筋電位により動くロボットアーム)を
製作しました。
義手製作の被験者の方とは、
いまも親しくさせていただいております。
大学院では、幻肢痛に関わる脳科学を研究。
Rubber Hand Illusionという現象を起こしている時
の脳の動きをMEG(Magneto-Encephalo-Graphy:脳磁図)という装置で計測しました。
Rubber Hand Illusionについて
(「The Rubber Hand Illusion – Horizon: Is Seeing Believing? – BBC Two」より引用)
夏休みは、アメリカ・中国でアルバイト。
(英語堪能・中国語少し)
アメリカでは、シリコンバレーの中心地 San Joseの
「NeuroSky」という会社で、脳波に関わる
調査や分析などをさせていただきました。
帰国後は日本支社でアルバイトをしました。
中国では、NEC北京支社で日本語のレクチャーや
事務などを行い、二週間で日常会話レベルの
中国語をマスター。
そして、2011年3月、カンボジアの地雷原を視察。
これが人生の契機となります。
帰国後、地雷被害者の片脚女性をゲストに招いて
講演会を開催しました。
そのとき、自分自身の根本の想いに気付きました。
講演会『障害と向き合い、強く美しく生きる~カンボジアの地雷被害者からの生の声~』
http://www.facebook.com/events/249327775190195/
大手外資系IT企業ではたらく
根本の想いに、ITを武器に向き合いたいと思い、
2014年に大手外資系IT企業に入社。
7年間、数億円単位のITシステム開発のプロジェクトマネージャー・ITコンサルタントとして勤務。
通信事業者様を主な顧客とし、プロジェクトの提案・見積もり・要件定義・設計・開発・試験・リリース・保守まで一通りの工程を、リーダーとして数えきれないほど経験。
(3ヶ月~半年の案件を複数掛け持ちリード)
世の中のすべてはプロジェクトだと思っています。
プロジェクトマネジメントのプロになれて
とても良かったです。
おしごとの一例と製作リスト
お客さまの声は、こちら
「からだの使いかた」とであう
大手外資系IT企業での勤務は、日々とても楽しく、
充実していました。
しかし、楽しさのあまり、働きすぎてしまい、
蕁麻疹や咳喘息などに悩まされるようになりました。
その頃に出逢ったのが、ヨガとピラティス。
ゴールデンウィークに休みを戴き、2週間、
ヨガの聖地・インドのリシケシで修行しました。
ヨガは学生の頃から続けていたので、
その時は指導者コースでした。
伝統的なアシュタンガ・ヨガの学び。
力強く、優しく生きる人びととの出会い。
からだを動かすことは、やはり最高でした。
帰国後、Polestar Pilates Japan(ポールスターピラティスジャパン)の門を叩きました。
からだを動かすことについて、解剖学の仕組みについて、一から学びたいと思ったからです。
Polestar Pilatesは、Intelligent Movement、
科学的メソッドに基づいた、からだの動きを探求する
素晴らしい団体です。
理学療法士の方も多く在籍しています。
Polestar Pilatesで、からだの使い方、その教え方をしっかりと学び、実践することができました。
いまは、ワークショップや、地域の教室などで、
ヨガとピラティスを混ぜながら教えています。
おしごとの一例とワークショップの様子
施術のBefore/After
お客さまの声は、こちら
「からだの整えかた」とであう
すこし不思議なお話ですが、他の人の
からだの痛みや違和感が、私には見えます。
表現が難しいのですが、違和感として浮き彫りになって、訴えてくるのです。
どこをどうして欲しいか、からだが教えてくれます。
私は、その声に従い、筋膜リリースやマッサージを行います。
ある日、知人の右肩と左膝が
強く訴えてきました。
お話を伺うと、数十年前に右鎖骨を骨折し、
左脚は痛風だったそうです。
筋膜リリースとマッサージを施したら、
楽になったそうです。
もの言うからだ。その声が聞ける私。
良いことばかりではありません。
注意しないと外界からの痛みや苦しさを受け取ってしまい、繊細さは苦しみにも繋がり得ます。
しかし、誰かのために何かができる自分であること、誇りに思います。
最近は自分のからだの声も聞こえます。
「いたいよ、かたいよ、くるしいよ」
ある整体師さんによると、こんなにストレートに訴えるからだは、かなり珍しいそうです(笑)
わかる方に出会うと、「丹田の力がとてもつよい」と、いつも言われます。
丹田の力により、人のからだの声が聞こえるのかもしれません。
昔、武術、スキー、自転車など、体幹を使う運動を沢山していたので、その影響だと思います。
丹田を、もっと感じて、活用していきたいです。
「こころを癒す」香りとであう
からだを使い、整えながら、
つぎは、こころと向き合い始めます。
知人に誘われて参加した、お香づくりのワークショップで、お香のもつ力に感動します。
すぐに、お香に関する書籍をすべて読破しました。
もっと学びたいと思っていた時、薫物屋香楽さんの存在を知り、香司養成講座に飛び込みます。
そして無事卒業。
お香づくりの専門家として、各種イベント参加、
マルシェや、場所を間借りしての
ワークショップ出店を行なっています。
近々、国内・国外に向けて
手製お香製品の販売を始める予定です。
おしごとの一例とワークショップの様子や
作品集・お客さまの声は、こちら
そして、「いま」
「こころ」と「からだ」をもっと深く知り、生かしたいと、医学の勉強を始めています。
はてなき探求は、つづいていきます。